2018年8月31日金曜日

重ねて買いたい本

最近山登りにはまりそうになっています。

さて本日は、書籍の紹介です。ご存知のように、OT学会で先行発売されます、運転とドライブマネジメントと重ねて買い!の書籍、「上肢運動障害と作業療法」です!

写真もスタイリッシュですねー

私の盟友、竹林崇さんが書かれています。彼はすでに15年前からCI療法を実践しています。実は私もそれくらいにCIMTの洋雑誌の論文を読み漁って、行動心理学から発生し、短期間で実生活で使うようになる!という素晴らしい費用対効果に感動しました。そして、訳も分からず論文に書いてあるおぼろげなプロトコールから拘束して実践してみて、クライエントがついて来ず、失敗した苦い経験があります。それから遠のいていたのですが、今から数年前に竹林さんの臨床を見て、衝撃を受けた覚えがあります。こうやってやればいいのか、そしてこれほど丁寧にアプローチするのかと!さらに、これこそ作業療法のあるべき機能の改善だなとしみじみと思ったことを思い出します。

彼の功績はCI療法の紹介はもちろんのこと様々な側面での誤解を解くとともに、真摯に過去の知見を吟味し、そして臨床的観点から研究により確証する作業を行って来たところだと思いますし、その点については過去の作業療法の歴史を振り返っても類を見ないと思います。

竹林さんの書籍は、前著「行動変容を導く! 上肢機能回復アプローチ 脳卒中上肢麻痺に対する基本戦略」にもあるように、圧倒的に過去の知見を詳説されているところが素晴らしいと思います。ゆえに、ハブ本と言えるでしょう。書籍で読んだところから文献を追って、原著に効果的に出会える。したがって、繰り返し読み応えのある本だと思います。私も前著は何回も振り返り、孫文献を読みました。故に最後までまだ読めていない(笑)

本書は6章から構成され、臨床のみなさんが参考にされたい、課題志向型アプローチの例も沢山記載されてあるようです。今から楽しみですね。ほんと手探りでやっていた自分にとっては、日本語で丁寧に述べられている書籍は恵まれているなー(手探りでやった時Shapingが心理学用語とか判明した時は嬉しかったですよ、分からないのを1つ1つ調べる作業って大変ですし、最終的にわからんってなるわけですわ 笑)と友人ですけど感謝するわけです。




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