その数時間前に大学で3年生に授業をさせて頂きました。あっ私、一応元教員をしていました。臨床に戻って5年になりますが、5年前から招いて頂いています。本当にありがとうございます。年に1回ですが、唯一の教鞭で非常に楽しくやらせて頂いています。
今回は、はじめに学生さんに質問をさせて頂きました。
「身体障害(あるいは老年期)の実習で、作業療法士は何をしていましたか?」
ROMex、歩行練習、ワイピング、ペグ、モビライゼーション、マッサージ、輪入れ。。。
と多くの学生さんの答えがそうでした。たまにADL、料理とか。
本当に学生さんはよく見ているんだなあと思いました。今の臨床はそういうことなんだろうな。それが悪い訳じゃないんだけど、上だけ見たらOTなのか何なのかわからなくなっちゃう。実習を通して、その印象が強かったということなんでしょう。
私のこの授業での使命は、学生さんに作業療法の臨床と楽しさを伝えることですので、精一杯やらせて頂きました。1コマ目から4コマ目までぶっ続けで授業をした上での5コマ目なのに誰も寝ずに聞いてくれてありがとうございました。
学生さんの感想には本当に嬉しい意見が沢山会ったのですが一部抜粋すると
「体験談を聞き、感動しました。OTを専攻してよかったです」
「本当の作業の素晴らしさを感じました」
「実習で作業療法は何だろうと思いましたが、授業を聴いて作業療法は面白いなと思いました」
「講義で学んだことと実習で学んだことがうまくリンクせず、悩むことが多くありましたが、繋がった気がします!」
「作業の意味についてもう一度見直し、クライアントに寄り添うことの大切さを再確認、実感することができた」
「ただその人のやりたい作業を見つけるだけでなく、なぜそれがやりたいのかという背景が大切なんだとわかりました」
「正直、学校を辞めようかと思ったのですが、もう一度作業療法士を目指したいと思いました!頑張ります」
臨床と教育はやはりリンクすべきであり、これからも機会があれば学生さんには作業療法の素晴らしさを伝えていきたいなあと再認識しました。私もクライエントを支援し、作業療法の世界を盛り上げていきたいと思います。先生、学生さん貴重な機会と時間をありがとうございました。
0 件のコメント:
コメントを投稿